【チェコ/スロバキアを知ろうセミナー〔XXI〕春期】のご案内
                             協会50周年記念事業1
 講演:「チェコ文化の秘密
      −チェコ民族再生運動とは何か?」
 講師:石川達夫氏

         (神戸大学大学院国際文化学研究科教授・本協会理事)


                    主催:関西チェコ/スロバキア協会 

 日本でもよく知られているチェコの文化人と言うと、音楽ならスメタナ、ドヴォジャーク、ヤナーチェク、文学ならチャペック、ハシェク、サイフェルト、クンデラ、映画ならトゥルンカ、シュバンクマイエル、メンツル、スヴェラーク、美術ならムハ、ヨゼフ・チャペック、ラダなどが挙げられますね。皆さんは、彼らの作品のどんなところに惹かれますか?
 これらチェコの文化人のすべてではないとしても多くは、高踏的で難解な作品ではなく、どちらかというとポピュラーで親しみやすく、なおかつ高い芸術性を備えた作品を創っていて、それが多くの人々を惹きつける理由でもあると思われます。反体制劇作家から大統領となったハヴェルは、チェコ文化の伝統的な「平民性」について語っていますが、そのようなチェコ文化の性格は、激変を経たチェコの歴史と、近代チェコ文化を形成したチェコ民族再生運動に由来すると言え
ます。つまり、ポピュラーでなおかつ高いというチェコ文化の秘密は、チェコ民族再生運動に隠されていると思われるのです。
 チェコ民族再生運動は近代以降のチェコ文化の基礎を築いた非常に重要な運動ですが、同時にきわめて複雑な運動でもあり、チェコ本国でさえ、この運動をめぐって様々な議論が繰り広げられてきました。私は数年来、チェコ民族再生運動研究に携わり、その成果を400字詰換算で約1,180枚の研究にまとめ、ようやく今
春、『チェコ民族再生運動−多様性の擁護、あるいは小民族の存在論』として岩波書店より刊行する運びになりました。そこで今回は、ポピュラーでなおかつ高い文化を生み出すこととなったチェコ民族再生運動とはどのようなものだったのかについて、私の研究に基づいてお話したいと思います。もちろん、私の大部でしかも学術的な研究の全体についてお話しすることはとうていできないので、そのごくごく一部を、一般の人にも理解できるようになるべく易しく紹介するにとどめざるをえませんが、私の話を聞いてもっと詳しく知りたいと思われた方には、そこから得た基礎知識を基にして、刊行予定の本を読んでいただければと思います。

石川達夫
いしかわ・たつお
東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。文学博士(東京大学・論文博士)。神戸大学大学院国際文化学研究科教授。チェコ共和国名誉領事顧問。スラブ文化論専攻。主な著書に『マサリクとチェコの精神』(成文社、サントリー学芸賞および木村彰一賞)、『黄金のプラハ』(平凡社)、『プラハ歴史散策』(講談社)、『チェコ語初級』『チェコ語中級』(大学書林)、『チェコ民族再生運動』(岩波書店、2010年春刊行予定)があり、その他多数の訳書がある。 
ホームページ:http://web.cla.kobe-u.ac.jp/staff/ti/index

会場お間違えなく!

 

日 時 2010年3月27日(土)

     午後3時から5時まで

 

会 場 兵庫トヨタ本社ビル8階会議室

     651-0084

     神戸市中央区磯辺通4-2-12

     TEL 078-252-2820

交 通 JR三ノ宮駅・阪急三宮駅・阪神

     三宮駅下車 南へ徒歩10分

     神戸市役所南フラワーロード沿い

 
参加費 会員1,000円 一般1200円

        会員以外の方もご参加頂けます 

 

 

 セミナー終了後、午後6時から石川先生を囲んでささやかなパーティーを予定しています。奮ってご参加ください。

会 場 : ロイン三宮店(神戸国際会館南向かい)

     神戸市中央区磯上通8−1−19 カーサグランデ神戸BF

     TEL 078-242-3611
会 費  :  3,500円(準備の都合がございますので、出席希望の方は3月20日(土)までにメール

     いただきますようお願いいたします。)


申込はこちらからメールをお願いいたします。
お名前、参加内容(講演・パーティー・両方)、会員非会員の別をご記入ください。
1.講演会やパーティーに申し込まれた方で、当日やむを得ずご欠席される場合も、参加費は全額
  負担となります。
2.当日、講演に先だって、午後12時00分から理事会、午後1時30分から総会を開催いたします。
  みなさまご参集ください。

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チェコ/スロバキアを知ろうセミナー2010春期